ウガンダ生活

ウガンダ・ブイクウェの生活を実況中継中

活動開・・・始?笑

いよいよ赴任地での活動が始まりました。思えば去年の2月に合格通知を受け取ってからほぼ一年経ったんだなあ。一時期は合格の喜びも薄れて「っていうか本当にウガンダに行くの私??」って感じだったけど、結局こうやって実際に来て、分からないなりに生活してるんだから不思議なものですね。

ウガンダでの私の活動内容は、農業関係の現地NGOのメンバーとして稲作農家の収入向上に努めるというもの。メンバーといっても配属先のオフィスは首都にあって、任地にいわゆる"職場"と呼べる物理的な施設はないので、思わぬ形で人生初のノマド?フリーランス?みたいな生活をしてます。おまけに私の配属先は「自分の好きなように活動を進めてくれればなんでもいいよ」というおまかせスタンスなので、自らやることを探さないとホントにただ時間が過ぎていく。

とりあえず、近くのナッジャというエリアに配属先組織と関わりのあるスーザンという女性がいるので、その人から稲作農家さんを紹介してもらって、前任の残してくれた質問票を元にインタビューを通じて現状を把握しようとしているところです。

 

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めちゃくちゃ都会で育ったのに、たとえアフリカでも田んぼを見るとどことなくほっとした気持ちになるのは不思議なもの。

ウガンダにはいわゆる日本の水田で育てられている水稲(すいとう、別名:lowland rice)と呼ばれる種のものと、水を張らずに育てる陸稲(りくとう、別名: upland rice)と呼ばれる二種類のお米があります。

私の住んでいるウガンダ中央部はビクトリア湖付近の水が豊かな土地で、北部に比べると緑も多く、近くにはマビラ・フォレストという雨林があるほど。今の所、沼や小川からの灌漑を利用した水稲が多く栽培されている印象です。

 

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知り合いの農家さんが使用している、過去のボランティアが発明した種まき装置。地方の溶接工でも作れるよう、現地で手に入る資源を利用してデザインされたものだそう。日本円にすると大した値段ではないのですが、私が関わる小規模農家さんのほとんどはこのような装置も使わずに手で種まきを行なっています。


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タプリンと呼ばれるシートの上に収穫後の米を広げて乾かしている様子。

 

日本では農家の"の"の字も知らなかった私ですが、ひょんなことから稲作という全く新しい分野に関わるに当たって、少しずつですが現地の人々から勉強させてもらっています。本当、人生何が起こるか分からないもんですね・・・。